クローゼット開けると、黒、黒、また黒。
「あれ、また黒買っちゃった…」
そんな自分にハッとしたこと、ありませんか?
私、正直に言います。クローゼットの8割が黒なんです(笑)。友達に「ねえ、なんでいつも黒なの?」って聞かれるたび、「楽だから」って答えてた。でもね、ある日ふと気づいたんですよ。それって本当の理由じゃないって。
朝、鏡の前で黒いワンピースに手を伸ばす瞬間。なんとなく安心するあの感覚。これ、何なんだろう?
今日は、黒い服を選び続ける私たち女性の心の奥底にある「本当の理由」について、赤裸々に語っていきます。多分、共感してくれる人もいるはず。そして、「あ、私だけじゃなかったんだ」って、少しホッとしてもらえたら嬉しいな。
なぜ私たちは黒を手に取ってしまうのか
鎧としての黒―傷つきたくない私の防衛本能
20代後半のある日のこと。
職場の先輩に「○○ちゃんって、いつも黒いよね。もっと明るい色も似合うと思うけど」って言われて。その瞬間、胸がギュッとなった。
(何が悪いの…?)
帰り道、涙が出そうになったのを覚えてる。でも、なんで泣きたくなったのか、自分でもよく分からなかったんだよね。
心理学の本を読んでいて、ハッとした一文があったんです。「黒という色は、心理的な境界線を作る効果がある」って。
ああ、そうか。
私、ずっと自分の周りに見えない壁を作ってたんだ。
中学の時、親友だと思ってた子に陰で悪口言われてたことがあって。それからかな、人を簡単に信用できなくなったの。「これ以上傷つきたくない」って、無意識に思ってたんでしょうね。
黒い服を着ると、なんていうか…守られてる感じがする。
変な話なんだけど、明るい色のブラウスとか着ると、心まで丸裸にされるような気がして、なんか落ち着かないんですよ(汗)。
体型コンプレックスとの戦い―細く見えるという安心感
これは…正直、恥ずかしい話なんだけど。
大学時代、彼氏に「最近太った?」って何気なく言われたことがあって。その一言が、今でも心に刺さってる。
それから、鏡を見るたびに気になるようになっちゃった。お腹のライン、二の腕の太さ、太ももの隙間…。
ある時、ベージュのワンピースを試着したんです。照明の下で自分を見た瞬間、「うわ、体のライン丸わかりじゃん…」って思って、速攻で脱いだ(笑)。
で、隣に置いてあった黒のワンピースを着たら。
「あれ、さっきよりスッキリ見える?」
マジで驚いた。同じ体型なのに、色だけでこんなに印象変わるんだって。
それ以来、無意識に黒ばかり選ぶようになってましたね…。「少しでも細く見えたい」っていう切実な願い。それが私を黒へと向かわせてた。
でもさ、これって結局、自分を受け入れられてないってことなんだよね。認めたくないけど。
目立ちたくない心理―静かに生きたい私の願い
「もっと自己主張したら?」
上司にそう言われるたび、(いや、したくないんですけど…)って心の中で呟いてた。
会議で発言するとき、緊張で手が震える。飲み会で注目されると、顔が真っ赤になる。SNSに自撮りあげるなんて、考えただけで無理。
派手な色の服を着て街を歩くと、なんか見られてる気がして落ち着かない。電車の中で、隣の人の視線が気になる。
黒なら、人混みに溶け込める。
目立たずに、静かに、そっと生きていける気がするんです。
これってネガティブなのかな?
でも、謙虚に生きたいって思うのって、そんなに悪いことじゃないよね。無理に明るく振る舞う必要なんてない。自分らしくいられるなら、それでいいじゃん。
そう思えるようになったのは、最近のことだけど。
強さの表現―私は私でいたい、というメッセージ
30歳になって、考え方が変わった。
転職して、新しい職場で働き始めた時のこと。初日、全身黒のパンツスーツで出社したんです。
「○○さん、オーラありますね」
同僚にそう言われて、内心「え、そう見えるの?」ってビックリした。
黒って、強さのシンボルでもあるんだよね。
「女だから」「若いから」って、ナメられたくない。プロフェッショナルでありたい。対等に扱ってほしい。
そういう思いが、無意識に黒という選択に表れてたのかも。
シャネルが「黒は全てを持っている」って言ったらしいけど、分かる気がする。黒には、威厳がある。知性がある。媚びない強さがある。
恋愛でも同じ。
「可愛く見られたい」とか「好かれたい」とか、そういうのじゃなくて。ありのままの私を受け入れてくれる人と一緒にいたい。
依存しない、対等な関係。
それを求めてる自分に、やっと気づいたんです。
ミニマリズムという美学―無駄を削ぎ落とした先にあるもの
クローゼット整理してて、気づいたことがある。
黒い服って、全部合うんですよ。どう組み合わせても失敗しない。朝、「今日何着よう…」って悩む時間、ゼロ。
「服選びに時間かけるくらいなら、もっと大切なことに時間使いたい」
そう思うようになったのは、仕事が忙しくなってからかな。
パリのファッションウィーク見てて思ったんだけど、一流のデザイナーって黒ばっかり着てるんですよね。彼らにとって、黒はキャンバス。黒という背景があるからこそ、自分自身が引き立つ。
私も同じかもしれない。
派手な服で着飾るんじゃなくて、シンプルな黒で統一することで、私という存在そのものを表現したい。
メイク、アクセサリー、ヘアスタイル。黒という土台があるからこそ、それらが際立つんです。
これって、自己プロデュースの一つの形だと思う。
私が黒を手放せなかった日々―失敗と気づきの体験談
「明るい色着てよ」と言われて傷ついた日
25歳の誕生日、彼がプレゼントをくれた。
開けてみると、ピンクのニット。可愛い…けど。
「たまには明るい色も着てよ。いつも黒ばっかりで、なんか暗く見えるし」
その言葉に、心臓がバクバクした。頭が真っ白になって、何も言えなかった。
(暗いって…そんなつもりじゃないのに)
泣きながら帰って、そのニットをクローゼットの奥にしまった。結局一度も着なかった。
今思えば、彼は悪気なかったんだよね。ただ、私の気持ちを理解してなかっただけ。
黒い服は、私にとって「暗い選択」じゃなくて、「自分を守る選択」だったのに。それを否定された気がして、すごく傷ついたんです。
この経験から学んだこと。
自分のファッションを他人にとやかく言われる筋合いはない、ってこと。そして、本当に大切な人なら、私の選択を尊重してくれるはず、ってこと。
黒を卒業しようとして失敗した話
「変わりたい」
そう思って、思い切ってベージュのコートを買ったことがある。
着て出かけたその日、友達に会って。
「あれ、どうしたの?なんか違和感…」
って言われちゃって(泣)。
家に帰って、鏡の前で1時間くらい立ち尽くした。確かに、なんか自分じゃない感じがする。無理してる感じ。
ああ、やっぱり私には黒が合ってるんだ。
無理に変わる必要なんてなかったんですよね。
大事なのは、「なぜ黒を選ぶのか」を自分で理解すること。そして、それを受け入れること。
黒を着る自分を否定するんじゃなくて、肯定してあげる。それができたとき、不思議と心が楽になったんです。
黒のまま自分を好きになれた瞬間
転機は、32歳の時。
ある撮影会に参加したんです。プロのカメラマンが、「あなたの好きな服を着てきてください」って。
当然、全身黒のコーディネート。
撮影が終わって、写真を見せてもらったら…すごく良かった。自分でもビックリするくらい。
「黒、めちゃくちゃ似合ってますね。強さと繊細さが同時に出てて、素敵です」
カメラマンさんの言葉に、涙が出そうになった。
ああ、黒を着る自分を、否定しなくていいんだ。
これが私なんだ、って。
それからは、堂々と黒を着られるようになりました。「なんで黒ばっかりなの?」って聞かれても、「これが私のスタイルだから」って、笑って答えられる。
自分を受け入れるって、こういうことなんだって、やっと分かった気がします。
黒を着る女性への処方箋―自分らしさを見つけるために
自分の「黒」の理由を知ろう
まず、ちょっと考えてみてほしい。
あなたはなぜ、黒を選んでるの?
- 守られてる感じがするから?
- 細く見えるから?
- 目立ちたくないから?
- プロフェッショナルに見えるから?
- 単純にシンプルだから?
理由は一つじゃないかもしれないし、時期によって変わるかもしれない。
でもね、その理由を自分で理解してるかどうかで、黒との付き合い方が全然変わってくるんです。
私の場合は、最初は「守り」だったけど、今は「表現」になってる。同じ黒でも、意味が変わったんですよね。
他人の評価より、自分の気持ち
「もっと明るい色着たら?」
「黒ばっかりで暗く見えるよ」
こういうこと言ってくる人、いるよね。
でもさ、あなたが黒を着て安心するなら、それでいいじゃん。
他人の「こうあるべき」に合わせる必要なんてない。あなたの人生、あなたが主役なんだから。
私、今は堂々と言えます。
「黒が好きなんです。これが私のスタイルです」って。
そう言い切れるようになったとき、なんか、すごく自由になれた気がする。
小さな冒険もアリかも?
ただね、もしちょっとでも「他の色も着てみたいな」って思うなら、試してみるのもいいと思う。
無理にじゃなくて、自分のペースで。
私も最近、グレーとかネイビーとか、黒に近い色からちょっとずつ試してる。
ベージュのカーディガンも買ってみた。まだ家でしか着てないけど(笑)。
黒がベースでいいんです。それに、少しだけ他の色を足してみる。そういう楽しみ方もある。
大事なのは、「変わらなきゃ」じゃなくて、「変わりたければ変わればいい」ってこと。
周りの人へ―黒を着る女性を理解するということ
もしあなたの周りに、黒ばかり着てる女性がいたら。
「なんで黒ばっかりなの?」って、軽く聞かないでほしい。
その選択には、きっと理由がある。
傷ついた過去があるかもしれない。コンプレックスと戦ってるかもしれない。自分なりの美学を追求してるかもしれない。
「明るい色も似合うよ」って、親切心で言ってるつもりかもしれないけど。その言葉が、相手を傷つけることもあるんです。
だって、黒を着る理由を否定されたように感じるから。
もし本当に理解したいなら、「あなたの黒い服のコーディネート、素敵だね」って言ってみて。
その人らしさを認めてあげる。
それだけで、きっと心を開いてくれるはず。
私と黒、これからも
今日、また黒いワンピースを買った。
「また黒かよ」って自分でツッコんだけど(笑)、もう罪悪感はない。
これが私。
黒を着る自分を、やっと好きになれたから。
あなたも、自分のクローゼットを見てみて。黒ばかりでも、全然いいんだよ。
それがあなたらしさなら。
黒という色は、弱さでも暗さでもない。
それは、あなたが選んだ「自分らしさ」の表現なんだから。
…今日もまた、黒を着て出かけよう。
堂々と、私らしく。
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